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フォントマニアによる主観ブログ
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HN:
yoruhen
年齢:
37
性別:
男性
誕生日:
1986/12/10
職業:
大学生
趣味:
フォント探し
自己紹介:
応用化学を専攻する大学生。
学園祭実行委員なるものをやっていた。
フォントをつくるのもラクじゃない。
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明朝体の考察ついでに、欧文のセリフ体も少し。
まずはこの組見本を御覧ください。
組見本(pdf)
欧文の代表的なセリフ体はCenturyとTimesの2つです。われわれが目にするのはCenturyのほうが多いでしょう。これは、明朝体のフォントの従属欧文がほとんどCenturyであることがもっとも大きい原因と考えられます。

ところが、欧米の人々から見ると、Centuryは「イケてない」らしいです。というのは、Centuryはかなり昔につくられた書体であり、デザイン的に洗練されていない、という印象があるからなんだそうです。そういう視点でこの組見本を見比べてみると、なるほど、Timesのほうが整然としており、Centuryはやや不揃いな感がありますね。

ではなぜわれわれはCenturyを使うのでしょうか?答えは簡単。明朝体に合うのはCenturyだからです。実際、Centuryは明朝体のような東アジア言語の活字に合うようにデザインした書体なんだそうです。

個人的にはTimesのトゲトゲしさがあまり好きではないのですが、英語のレポート(というよりは論文)の書体はほぼ100%Timesですし、TeXでもCenturyより使いやすいので、欧文はTimesが無難でしょうね。

ついでに、TeXにおいてtxfontsコマンドで使えるTimesにはMS明朝だと日本語のほうがちょっと細すぎるので、リュウミンRやヒラギノ明朝体W3など、やや太めのフォントがよいと思います。
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